Story 03

ものづくりで、「和の美意識」を発信する。

創業時から引き継がれてきたカンディハウスのものづくりには、
自然を敬い、人を思う、日本の精神性が表れています。
「和の心」から生まれるやさしい形や繊細な機能は、
心地よい暮らしを求めるすべての人と、共有できると信じます。

限りある木材の有効活用

木の個性を生かして

長い時間、自然環境の影響を受けて育った樹木は、一本一本異なる表情を持っています。幹の外側と内側では色が違いますし、木目はひとつとして同じものはありません。傷が付いていたり、節が残っていることも。私たちはそれらを木のキャラクターと捉えてものづくりに生かしています。

安心・安全な製品

安全な材料を使っています

シックハウス、シックスクールなど VOC(揮発性有機化合物)の人体への影響が大きな社会問題になり、国はさまざまな法律や基準を設けています。カンディハウスでは合板や接着剤、塗料などを国の政策に基づき自主的に規制をかけ、管理しています。

※ VOCとは「Volatile Organic Compounds」の頭文字で、建材や塗料などから室内に放散する化学物質を指します。厚生労働省はホルムアルデヒドのほかトルエン、キシレンなど危険性の高い13 種類の化学物質を指定し濃度指針値を設けています。

国産家具表示の認定

カンディハウスは、一般社団法人 日本家具産業振興会より、同会の定める「国産家具基準」「品質基準」「室内環境基準」などの要件を満たした製品を生産する事業者であることの認定を受けています。

» 一般社団法人 日本家具産業振興会「国産家具の認定」について

革のステッチについて

美しく無駄なく

天然素材である皮革を原料としたカンディハウスのレザーコレクションには、資源の有効活用を目的にステッチ加工を施しているものがあります。動物が受けた傷や皺も「ナチュラルマーク」として残し、サイズの小さい革も接ぎ合わせてダイニングチェアーやソファーに生かします。均一なだけではない、変化ある表情をお楽しみください。

Topics

布や革も「北海道」にこだわる

環境に配慮し木材を北海道産とするなら、椅子やソファーの張地もできるだけ「国産」「北海道産」にこだわりたい。そんな想いからはじまったのは、国産張地の開発です。完成したのは、北海道の豊かな自然を連想させる色使いとドライタッチな風合いが魅力のファブリック「コキュウ」。そして、北海道の広大な大地と寒暖差のある気候が生み出すきめ細やかで上質な皮を加工した「北海道レザー」。カンディハウスの企業理念である「自然と調和したものづくり」を表現した、新たな定番張地の誕生です。

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材料を無駄なく使う

木材という限りある資源を材料とする家具づくりにおいて、「いかに無駄なく使い切るか」は永遠のテーマです。カンディハウスでも、材料の取り方を工夫することはもちろん、以前は使われなかった節のある材料を個性的なキャラクターとして製品づくりに生かしたり、短い材をつなぎあわせて大型テーブルの天板にしたりと、一本の木を余すこと無く使い切る努力を重ねています。また、どうしても使い切れない小さな端材に新たな価値を創出したアートオブジェ「COSONCO QS」の開発など、アップサイクルな取り組みも積極的に行っています。