ラベンダー ダイニング(21)

ベーシックな中に工芸的な味わいあふれるロングセラー。座から背にかけてボリュームを抑えたクッションを張り込み、安楽性を高めています。木部の有機的なカーブは、腰掛けた人の姿を美しく見せる効果も。北欧のモダンデザインと日本の木工技術が融合した贅沢な一脚。

中村 昇

1938年生まれ、1956年旭川の上川木工に就職。東京で開催の家具デザインコンペティションにて1965年度の内閣総理大臣賞を受賞。この年、東北と北海道で行われた北日本中小企業展で最高賞、道展でもトップ賞とトリプルクラウンで受賞をし、1969年よりスウェーデンに留学。カールマルムステン校にて1年間、次の年からコンストファックスコーランにてスペシャルステューデントとして2年間学びました。1972年、IKEA社に就職。約6年デザインスタッフとして勤め1978年5月に帰国しました。 帰国後すぐに「ファニチュアデザイン ナッカ」を設立。カンディハウスとのデザイン契約が整い、同社のラベンダーチェアーは40年を越える販売実績を今なお続けています。また、タックイージーチェアーはコンセプチュアルな椅子でノックダウン構造と経年変化に対応する特別な構造を持っています。 2019年アメリカ イリノイ工科大学で行われた世界のプロダクトに選ばれ、IKEAでデザインした「ポエングイージーチェアー」が100選に選出された。

1938年
北海道出身
1969年〜1970年
Carl Malmstens verkstad skola Stockholm Sweden
1971年〜1973年
Konstfack skola special student Stockholm Sweden
1978年
ファニチャー・デザイン・ナッカ設立
1997年
札幌市立高等専門学校建築学科・椅子デザイン・非常勤講師
2002年
北海道工業大学建築学科・椅子デザイン・非常勤講師
2006年
スウェーデンIKEA社と新たなデザインビジネス進行中
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