FOUR

FOURチェアーは、コロナ禍での在宅ワークが定着する中、自宅で仕事用に使う椅子の重要性について、生活者の気づきが顕在化したことに端を発しています。オフィスで使うワークチェアーやエグゼクティブチェアーには機能性やデザインの優れたものが数多くありますが、在宅ワークの主な場所である家庭のリビングダイニングにさりげなく溶け込み、食事用としてもそのまま使える椅子はこれまでほとんど存在しませんでした。このFOURチェアーは、開発を担当したアクタスとカンディハウス、デザイナーの倉本仁氏、そして技術監修のコクヨの4者の知見が、繊細な意匠の中に結集しています。

倉本 仁

1976年兵庫県生まれ。1999年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒業。国内大手家電メーカーに工業デザイナーとして勤務した後、2008年に東京目黒に『JINKURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わり、国内外の様々なクライアントにデザインを提供している。素材や材料を直に触りながら、機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の”スタジオ”は常にインスピレーションと発見に溢れている。 iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。2015~グッドデザイン賞審査委員(2018年を除く)。

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