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使い心地はいかがですか?
お客さま訪問03

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手入れの行き届いた前庭を抜けて玄関を入ると、まず大輪の百合の後ろに「一本技」の衝立が見えます。そしてリビング、ダイニング、キッチン、和室、書斎、さらにベッドルームと、ほとんどのシーンにカンディハウス製品をご愛用いただいていました。リビングには懐かしい「ベステル」のソファー。「張り替えの相談をしたら、せっかく味のある風合いなのでまだ直さなくてよいのでは、と言われて」そのままに。使い込んだ家具が空間をやわらかな雰囲気にしています。
平成元年に新築する際、「どんな人生にしたいか」「そのためにはどんなまちに、どんな家を建て、どう暮らすか」を何年もかけてふたりで話し合ったそう。その結果、四季を通じて家じゅうに光を取り込める「ひまわりのような家」が完成しました。

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たとえばダイニングルームの位置。「家族は朝がすごく大事だと思うんです。太陽は無償の愛。そのエネルギーを大事にするため、朝食は朝日の入るテーブルでとりたくて」と、典子さんが決めました。また、札幌市の西側にあるこの高台を選んだ理由も、「建築の統計学か何かで、朝日に向かって仕事に行き、夕日に向かって帰って来るのが人間の本能というのを聞いたことがあるんです」。インテリア関連の仕事をされていた典子さんの言葉に、ご主人も「高いところが快適というのも、理にかなっていますね」と頷きます。
「私たちの生活にぴったり合う」よう設計されたお宅に、さてどんな観点で家具を検討されたのでしょう?「家に合わせて家具を選ぶのではなく、大好きな家具を置いて楽しめる空間づくり、という発想です」と典子さん。「このリビングも、家具が大きく見えるかも知れませんが、それを使い切って快適に過ごしていることで満足感とゆとりが生まれるんです」。

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「ダイニングテーブルは季節ごとにクロスを変えながら、もう23年使ってます。主張があるようだけど強すぎないから、私たちの年齢や季節などの変化にもフィットしてくれるんですね」と典子さんが言えば、義昭さんは「いい家具は子どもに、ものの大切さを教えてくれる。娘も間に合わせではなくいいものを慎重に買う大人になりました」。その娘さんは嫁ぐとき置いていったご自分の「am」のデスクを、天板だけきれいに塗装し直してお子さんに譲ったとか。典子さんは、「こういうことは質がよくないとできない。本物かどうかは、時が経ったときにわかるんです」と話してくれました。

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和室は「一本技」で統一された空間です。中央のテーブルは「僕が道庁を退職して滝川市に単身赴任するとき、家内が退職祝いにとプレゼントしてくれたんです。これのおかげでたくさんの人が集まり、ひとり暮らしが楽しくなった。それにこうしてこの家に持ってきても、ピタッと馴染む。おそらく孫たちも喜んで使い続けてくれるでしょうね」。
この天板は、ふたりで旭川の工場に足を運び選んだもの。ご主人が「大木そのままの自然美にひと目惚れ」して、でき上がるまで首を長くして待ったそう。「こうして眺めると、木が300年、400年の時間を語るような重みを感じるでしょう?車は何百万円しても10年くらいのもの。でも家具は100年以上喜んで使えて、心に与えてくれる豊かさは計り知れない。僕たちはこの部屋を“癒しの間”と呼んでるんですよ」。


福井義昭さん・典子さんご夫妻。「生活が遊び」と自宅で過ごす時間を楽しみ、映画や講演会、旅行に出掛け、書や陶芸の作家と交流する日々。手打ち蕎麦に熱中し、取材班にも打ちたてをごちそうしてくださったご主人は、その楽しい人柄を買われ、現在第三の職場で人材育成に携わります。娘さんが嫁ぎ、息子さんとの3人暮らし。
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